『「それ」がいる森』:お勧め度:★★★ 子供向け映画?
■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 不可解な失踪事件が相次ぐ不気味な森を舞台にした作品。ホラーとして観るか、あるいは全く別のジャンルとして観るかで評価が180度変わる、不思議な味わいの一作です。 ■ こんな人・ときにおすすめ 緊迫した恐怖よりも、ちょっとツッコミどころのあるエンタメ作品を気楽に楽しみたいときに。親子関係のドラマをベースにした、どこか懐かしいSFテイストを眺めたい気分に。 1. 多発する不可解な失踪、不気味な森に潜む「それ」の正体 舞台は、うっそうとした木々に囲まれた田舎町。 その森の中では、古くから奇怪な現象や、人々が突如として姿を消す謎の失踪事件が相次いでいました。 相葉雅紀さん演じる主人公の元に、ある日、東京から反抗期の息子が突然やってきて一緒に暮らし始めるのですが、そんな親子関係の模索と並行するように、森の怪異が彼らのすぐそばまで迫り始めます。 町のあちこちで目撃される不審な影、そしてついに明らかになる、森に潜む「それ」の驚くべき正体とは……? 2. ホラーなのか、コメディーなのか。それなりのキャストが魅せる妙な味わい 本作の最大の特徴は、観る側の予想をことごとく裏切っていく絶妙なジャンル感にあります。 本格的なJホラーを期待して観ると、「ホラーと聞いていたのですが、コメディーでしょうか」と戸惑ってしまうこと請け合いです。どこかB級映画的なノリや、子供向けSFファンタジー映画のようなチープさが漂い、観ているこちらが思わずクスッとしてしまうような展開が続きます。 さらに物語の軸として、相葉雅紀さんと反抗期の子どもとのぎこちない親子ドラマがしっかりと描かれるため、サスペンスなのかファミリー向け感動ストーリーなのか、方向性もなかなか独特です。 脇を固める人々も含め、それなりの実力派の役者さんたちが出演しているはずなのですが、このカオスな脚本と演出のせいで、どこか演技がフワフわとした「なんか、微妙」な空気感を醸し出しているのも隠れた見どころと言えます。 3. まとめ:肩の力を抜いてツッコミながら観る、異色のエンタメ作 ガチガチに怖いホラー映画を求めている人には正直おすすめできませんが、親子の絆を描いたどこか懐かしい「子供向けの未知との遭遇」として割り切れば、それなりに退屈せず楽しめます。 「えっ、そっちの...