『東京喰種 トーキョーグール』:人間を喰らう怪人、その過酷な運命で窪田君がひたすら叫ぶ!
■ お勧め度
★★★☆☆(星3つ)
大人気ダークファンタジー漫画を実写映画化。人間と喰種(グール)の狭間に立たされた主人公の葛藤を描いた、生々しくも普通に面白いエンターテインメント作です。
■ こんな人・ときにおすすめ
衝撃的なビジュアルと、役者陣の強烈な怪演を堪能したいときに。数ある漫画の実写化作品のなかで、手堅くまとまったサスペンスアクションを観たい人に。
1. 平凡な大学生から「喰種」へ、日常が崩壊する絶望の始まり
舞台は、人の姿をしながらも人間しか食べることができない怪人「喰種」が潜む東京。
窪田正孝さん演じる内気な大学生のカネキは、ある事故をきっかけに喰種の臓器を移植され、半分人間・半分喰種という数奇な身体になってしまいます。
人間を食べなければ生きられないという耐え難い事実に苦しみ、激しい自己嫌悪に陥るカネキ。彼は人類に紛れてひっそりと暮らす喰種たちのコミュニティに助けられながら、過酷な世界の戦いへと巻き込まれていくのですが……。
2. 魂の叫びが響く主演の熱演と、すべてを持っていく蒼井優の怪演技
本作の見どころは、何と言っても極限状態に追い詰められたキャスト陣の演技合戦にあります。
突然異形のものへと変わってしまった主人公の絶望を表現する、窪田君の演技はまさに気合十分。劇中では、運命に抗い、苦悩しながら彼がひたすら絶叫し、叫び続ける姿が強く印象に残ります。
そして、作品全体の中で個人的にベストだったのが、物語の引き金を引く重要な役どころを演じた蒼井優さんの怪演技です。
普段の清楚なイメージを完全に覆すような、狂気に満ちた圧倒的な存在感と豹変ぶりは凄まじく、彼女が登場するシーンを観るだけでもお釣りがくるほどの強いインパクトを放っています。
3. まとめ:王道のダーク世界をそつなく楽しむ、手堅い実写化作品
独特のグロテスクな設定や世界観があるため好みが分かれる部分もありますが、実写映画としては普通に面白い、満足度の高い仕上がりになっています。
窪田正孝さんの全力の叫びと、蒼井優さんのゾクッとするような素晴らしい怪演に注目しながら、ダークな謎解きアクションの世界にどっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか。
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