投稿

ラベル(土俗ホラー)が付いた投稿を表示しています

映画『死国』感想:土俗系ホラーの怖さ満点!美しすぎる日本の原風景が、かえって恐怖を煽る

イメージ
【作品データ】  ■ 作品名: 死国  ■ 公開年: 1999年  ■ ジャンル: 邦画、ホラー、土俗ホラー  ■ お勧め度: ★★★★☆   【中古】 死国/夏川結衣,筒井道隆,栗山千明,大杉漣,根岸季衣,坂東真砂子(原作),長崎俊一(監督),門倉聡(音楽) 価格:3,751円(税込、送料別) (2025/11/3時点) 楽天で購入 【あらすじ】 故郷である四国の山間の村を、数年ぶりに訪れた比奈子。そこで彼女は、幼馴染の文也と再会し、もう一人の幼馴染・莎代里(さより)が若くして亡くなっていたことを知ります。しかし、莎代里の母であり、代々霊能者の家系である照子は、娘を蘇らせるために「四国八十八ヶ所を逆に巡る」という禁断の儀式・逆打ちを行っていました。死者の国へと繋がる門が開き、村に静かなる恐怖が忍び寄ります。 【ここがポイント!】 ■ 土俗系ホラーは「いかん」。怖すぎます! 幽霊が突然現れる怖さとは違い、その土地に根付いた信仰や呪いがじわじわと浸食してくる「土俗系ホラー」特有の怖さが満点です。四国の深い山々、独特の方言、そして山伏が唱える真言の響き……。それらすべてが日常を侵食していく様は、本当に「いかん」と言いたくなるほどの恐怖でした。 ■ 美しいからこそ恐ろしい、日本の村の佇まい 本作の特筆すべき点は、映像の美しさです。美しい日本の自然や、昔ながらの日本の村の佇まいが丁寧に見事に描かれているのですが、その静謐さがかえって怖さを引き立てています。「こんなに綺麗な場所なのに、何かがおかしい」という違和感が、観る者をじりじりと追い詰めます。 ■ 「逆打ち」という設定の妙 四国を逆に回ることで死者を呼び戻すという設定が、物語に強い緊張感を与えています。八十八ヶ所巡りの風景が、儀式の進行とともに死の気配を帯びていく演出は、映像もホラーそのもの。日本映画ならではの、ジメッとした湿り気のある恐怖が肌に残ります。 【最後の一言】  「ホラーらしいホラー」。として完成された一作です。土俗系ホラーは「いかん」。