『ネメシス 黄金螺旋の謎』:あれ面白い

■ お勧め度

★★★★☆(星4つ)

人気テレビドラマの劇場版。良い意味で期待を裏切られ、仕掛けられた謎の数々にグイグイと引き込まれていく、構成の妙が光るミステリーエンターテインメントです。

■ こんな人・ときにおすすめ

夢と現実が交錯するような、少しトリッキーで知的なサスペンスを楽しみたいときに。ドラマ版おなじみの個性豊かなキャラクターたちのチームワークや再集結をサクッと観たい人に。


1. 夢か現実か? 広瀬すずを狙う影と、繰り返される悪夢の連鎖

物語は、テレビドラマ版のその後を描く新たな事件から始まります。
広瀬すずさん演じる天才助手・美神アンナの前に突如として現れた、彼女を狙う謎の不気味な男と複数の怪しい組織。そして、彼らの暗躍に引きずられるようにして発生する殺人事件。

アンナが見る悪夢のような「夢が現実になり、現実が夢になり……」という奇妙なループの中で、彼らの本当の正体は、犯人は一体誰なのか? そしてアンナの過酷な運命はどうなっていくのか? という、一瞬も目が離せないスリリングな展開が待ち受けます。

2. 予想を超える脚本のクオリティと、おなじみの仲間たちの全員集合

正直なところ、TV番組でやってた時の内容から、あまり期待せず見たのですが、いざ観てみると「あれ、面白いじゃん」と驚かされる仕上がりです。ストーリーのプロットが本当に上手く出来ているため、謎解きとしての面白さが最初から最後までしっかりと持続します。

また、TV版を彩ってきたアンナや櫻井翔さん演じる自称天才探偵・風真、そして彼らを支えるちょっとクセのある仲間たちも全員集合。それぞれの個性を活かして大活躍してくれるため、シリーズのファンにはたまらないお祭り感もあります。

ただ、劇中に用意されているアクションシーンに関しては、少し多めに入っているものの「なんだかなぁ、違うんだよなぁ」という印象が拭えないのが惜しいところ。迫力はあるのですが、作品のミステリアスな空気感とは少し浮いているように感じてしまうかもしれません。

3. まとめ:期待値の上をいく、緻密に構成された劇場版ミステリー

アクション演出に少し首を傾げる部分はあるものの、夢と現実を巧みに織り交ぜたシナリオの完成度は非常に高く、最後まで飽きさせない展開が続きます。

「ドラマ版はそこまでハマらなかったな」という人こそ、この良く練られた劇場版ならではのストーリーの面白さに、ぜひ驚かされてみてください。




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