『紙の月』:宮沢りえ可愛すぎ、演技良すぎ
■ お勧め度
★★★☆☆(星3つ)
ふとした日常の隙間から、巨額の横領へと手を染めていく銀行員の転落劇。主演の圧倒的な存在感と演技力に惹きつけられる一作です。
■ こんな人・ときにおすすめ
人が欲望に狂っていく心理サスペンスをじっくり味わいたいときに。宮沢りえさんをはじめとする、実力派女優たちの見事な演技合戦を観たい人に。
1. 丁寧な日常に潜む歪み、不倫から始まった巨額横領のカウントダウン
主人公は、宮沢りえさん扮する丁寧で誠実な既婚の銀行員(契約社員)。
何不自由ないものの、どこか虚しさを抱える彼女は、ある若い男との出会いをきっかけに不倫に溺れていくことになります。
そして、彼との関係を維持するため、ついに顧客の預金という「触れてはいけないお金」に手を染めてしまい……。
一度狂い出した歯車は止まらず、彼女の運命は一気に破滅へと向かって加速していきます。
2. 運命とともに変わる至高の演技と、脇を固める絶妙なキャスティング
本作の見どころは、何と言っても宮沢りえさん自身にあります。とにかく可愛すぎです。
最初は地味で大人しかった女性が、大金と欲望を手にしていく過程で、運命と共にその表情や雰囲気がガラリと変わっていく様子は、さすが女優さんと唸らされる圧倒的な表現力です。
また、脇を固める大島優子さんも非常にいい味を出しており、作品のリアルなドロドロ感を上手く引き立てていました。
ただ、少し残念なポイントとしては、肝心の不倫のシーンが「ちょっとな……」という仕上がりに感じられた点です。劇中にはセクシーなシーンもしっかりあるため、お子様には不向きな、大人向けのビターなエンターテインメント作品となっています。
3. まとめ:女優陣の怪演が光る、スリリングな心理サスペンス
恋愛描写のバランスに少し好みが分かれる部分はあるものの、平凡な女性が深い沼にハマっていく恐怖と美しさは見応え十分です。
宮沢りえさんの「可愛すぎ、演技良すぎ」な魅力をたっぷりと堪能しながら、人間の心の脆さをゾクゾクと楽しみたい夜におすすめしたい一本です。
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