【あらすじ】 1930年代、対米開戦を視野に入れた大日本帝国海軍では、巨大戦艦「大和」の建造計画が進んでいました。しかし、海軍少将・山本五十六は、これからの時代は航空機が主役になると確信し、計画を阻止しようと試みます。彼が白羽の矢を立てたのは、元帝大生の天才数学者・櫂直(菅田将暉)。櫂は、提示された建造費用の見積もりの「嘘」を暴くため、数学という唯一の武器を手に、巨大な軍部の闇へと切り込んでいきます。
【ここがポイント!】
■ 引き込まれたら最後、あっという間の130分 とにかく話の内容、展開が爆発的に面白いです!戦争映画の枠を超えた「数学ミステリー」としてのクオリティが非常に高く、次々と明かされる深謀遠慮に引き込まれ、気づけばあっという間にエンディングを迎えていました。最初から最後まで、一瞬たりとも飽きさせない構成が見事です。
■ 菅田将暉の「圧倒的な変人ぶり」が凄まじい 天才数学者を演じた菅田将暉さんの演技が、圧倒的です。奇人変人を演じさせると、どうしてあんなに魅力的なのでしょうか。数式を書き殴る指先、鋭い眼光、まくし立てるような弁舌……。彼の存在感が、物語の説得力を何倍にも高めています。
■ 興味深い、当時の日本の社会情勢と軍部の対立 戦争へと向かっていく当時の日本の社会、軍部内のドロドロとした考え方や派閥対立の描き方が非常に興味深いです。「こんな風になっていたんだ……」と驚かされるとともに、非常に忠実に再現されているように感じ、歴史の重みに引き込まれます。避けられない「日本の運命」を感じさせる描写は圧巻です。
■ 「タネとシカケ」が分かっても、もう一度見たい 結末や結末に至るロジックが分かっていても、もう一度見返したくなる魅力があります。緻密に練られた「タネとシカケ」を確認しながら、再びあの興奮を味わいたいと思わせてくれる……これこそが傑作の証と言えるでしょう。
【最後の一言】 邦画の底力を感じさせてくれる、文句なしの五つ星。
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