【あらすじ】 自らの矜持をかけて用心棒を務めていた鉄竜会の組長を、圧倒的な破壊力を持つ斧使いの暗殺者・ホークに殺された石川五ェ門。屈辱を晴らすべくホークを追う五ェ門でしたが、その超人的な力の前に返り討ちに遭い、剣士としての自信を喪失してしまいます。一方、ホークの次のターゲットはルパン三世、次元大介、峰不二子の3人に。深い挫折から立ち上がり、己の剣を再構築した五ェ門の死闘が始まります。
【ここがポイント!】
■ 全編に漂う、古き良き「侍映画」の味わい ストーリーはあえてシンプルに削ぎ落とされており、それが往年の本格時代劇や侍映画のような渋い味わいを生んでいます。余計な説明を排し、研ぎ澄まされた空気感と一撃必殺の剣戟で見せる演出は実に見事。まさに大人のためのアニメーション映画です。
■ 「かっこええ」の一言に尽きる、石川五ェ門の生き様 本作の五ェ門は、とにかく文句なしにかっこええ!一度はボロボロに負けながらも、自分を追い込み、覚醒していくプロセスには痺れます。無駄を一切排除したクライマックスの抜刀シーンは、その生き様そのものが凝縮されたような凄みがあります。
■ 息を呑むほどに素晴らしい映像表現 侍映画の重厚な雰囲気を引き立てる、映像・画像も素晴らしいの一言です。光と影のコントラストや、血飛沫さえも美しく感じるほど徹底的にこだわり抜かれた画作りが、物語の緊張感を一段と高めています。アニメーションならではの表現力で、実写以上の迫力を実現しています。
■ ルパン一味とのヒリついた距離感 まだ「仲間」になりきる前の、プロの犯罪者同士としての距離感が非常に渋い。五ェ門が「個」としての誇りを貫く姿と、それを静かに見守るルパンたちの関係性が、シリーズファンにはたまらない構成になっています。
【最後の一言】 「つまらぬものを斬ってしまった」。
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