『バイオハザード3』:ホラー映画から、世界を語る映画へ
■ お勧め度
★★★★☆(星4つ)
シリーズ第3弾。前2作の閉ざされた空間でのホラーから一転、荒廃した世界そのものを描くダイナミックなスケールへと進化した一作です。
■ こんな人・ときにおすすめ
文明が崩壊した世紀末的な世界観(ポスト・アポカリプス)が好きな人に。アリスのさらに磨きがかかった超絶アクションを堪能したいときに。
1. 砂漠化し崩壊した世界、生き残りをかけた終わらぬ戦い
物語は、前作からさらに時間が経過した世界。
恐るべきT-ウイルスはついにラクーンシティの枠を飛び越えて世界中に広がってしまい、地球は緑を失い、広大な砂漠へと姿を変えていました。
この極限の荒野で、生き延びたわずかな人々を率いる生存者コンビと、自らの宿命を背負った主人公・アリス。
彼らは、いたるところに蠢くゾンビの群れを避けながら安全な場所を求めると同時に、地下で不穏な実験を続ける宿敵・アンブレラ社に対する戦いへと身を投じていきます。
2. シリーズの転換点、スケールアップした世界描写とキレキレのアクション
本作の一番の面白さは、作品のコンセプトが大きくシフトした点にあります。
これまでの『バイオハザード1』や『2』が、洋館や封鎖された街を舞台にした「ホラー」を主眼に置いた映画だったのに対し、この『3』からは、崩壊した地球全体の行く末という「世界を描く方向」になっている感じです。
舞台が広大になったことで恐怖の質は変わりましたが、あいかわらずアリスのアクションはキレキレ。二刀流の武器を操り、進化した超能力を駆使して敵をなぎ倒していく彼女の姿は、今見ても本当に美しいものがあります。
3. まとめ:壮大なSFアクションへと羽ばたいた、見ごたえ十分の第3作
閉鎖空間でのじわじわとした怖さを期待すると作風の違いに驚くかもしれませんが、アクション映画としての完成度や、砂漠化した世界のビジュアル的な見ごたえは抜群です。
アリスの圧倒的な格好良さに惚れ直しつつ、スケールアップしていく物語の広がりをノンストップで楽しめる、非常に満足度の高いおすすめのエンターテインメント作品です。
コメント
コメントを投稿