2025年9月6日土曜日

映画『野獣死すべし』感想:松田優作の狂気を見届ける怪作。原作とは別次元の、好みが分かれる一本

【作品データ】 
■ 作品名: 野獣死すべし 
■ 公開年: 1980年 
■ ジャンル: 邦画、アクション、クライム、サスペンス 
■ お勧め度: ★★☆☆☆

 
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【あらすじ】 通信社の記者として戦場を渡り歩いてきた伊達邦彦は、表向きはクラシック音楽を愛する知的な男ですが、その裏では冷酷な犯罪計画を練っていました。銀行襲撃のために仲間を集め、着実に準備を進める伊達。しかし、彼の内面では戦争の記憶と狂気が肥大化し、周囲を破滅へと巻き込んでいきます。

【ここがポイント!】 

ひたすら「松田優作」を観るための映画 この作品は、ストーリーを楽しむというより、極限まで肉体を絞り込み、役作りに没頭した松田優作さんの姿をひたすら追い続ける映画です。彼が狂気に染まっていく様子が延々と描かれており、その異様な熱量に圧倒されるか、あるいは置いてけぼりにされるかのどちらかでしょう。

原作とはもはや「別もの」 大藪春彦の原作ハードボイルドを期待して観ると、あまりの作風の違いに驚かされます。アクション映画としての爽快感は皆無で、監督と主演の芸術的なこだわりが空回りしているようにも感じられ、娯楽作品としては「つまらん」と感じてしまうのも無理はありません。

評価が分かれる「芸術性」 狂気的な長回しのセリフや、独特の間(ま)など、芸術映画としての側面が非常に強い作品です。万人受けする映画ではなく、松田優作というカリスマの「狂気」を鑑賞する覚悟が必要な、非常にクセの強い一本と言えます。

【最後の一言】 期待とは違う方向の狂気に、ただただ困惑。








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